法律相談クリニック

実際の法律相談に立ち合い、弁護士の指導を受けることにより、法律家の果たすべき役割を体感する

将来、法曹として活躍する人材を教育の対象としている法科大学院では、法の論理教育にとどまらず、身につけた法に関する知識を実践的に使いこなすための教育も求められています。2年次冬期に行われる法律相談クリニックは、このような点に鑑み行われる研修です。学生は、教育課程の中で実際に法律事務所に派遣され、弁護士の行う法律相談に立ち会い、指導を受けることを通じて研修を行います。実社会の中で、法律家にはどのような役割、機能が期待されているのか、実際の問題解決にあたって、どのような能力や知識が必要とされるのか、身をもって体験しながら学ぶことを主眼とした研修です。

 

対象
法科大学院の2年次学生(既修者1年次学生を含む)

 

受入先
国内の法律事務所。

 

事前指導
派遣に先立って、就業規則などの事前指導を行う。

 

研修期間
冬期に実施し原則として月1回、合計4回程度。また、研修期間中にも集中講義を行う。

 

研修内容
研修生は受入先で実施される法律相談に弁護士とともに立ち会い、また合同の事例検討会に参加する。

 

報告書
参加学生は、研修終了後速やかに研修報告書を提出する。

 

評価・合否判定
法科大学院は、平常の成績、出席状況、参加学生の報告書等を総合して合否判定を行う。